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芝居と音楽で生きている ~ YOKO MATSUOの舞台・ライブ情報

トゥバ奮闘旅行記 2 首都クズル

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トゥバの首都クズルへ~平原に遭遇する<6/7>

夕べ遅く、現地案内役をしてくれるオトクン(トゥバのホーメイ歌手)が迎えに来てくれていた。早朝、彼の用意してくれたワゴン車に乗り込み移動。サヤン山脈を眺めての850kmのドライブ。10時間くらい。カーステレオから流れるサッチモやサラ・ボーンの歌声が不似合いで楽しい。

景色は、阿蘇の草千里のような平原が延々と続き、見たこともない切り立ち方をした雪を冠った山脈が現れ、やがて上高地のような高原に移り変わる

早朝まだ暗い平原

2年前「エレベーターの鍵」という芝居をした。窓から平原を眺めて王子様を待ち続けるお姫様が、気がついたら老婆になっていた、という残酷なおとぎ話を延々語るシーンから始まる。結構えぐいお話。「悪童日記」という小説で知られるハンガリー出身でスイスに亡命した女流作家アゴタ・クリストフの短編戯曲である。春夏秋冬と変わりゆくにしても、同じ景色を何十年も見続けるお姫様。なぜ見飽きないのか、稽古していた頃は、ずっと考えていた。きっと平原を観察し続けて、平原は彼女の人生の一部になったのだ。それはそれで有意義な人生だったのかもしれない。

 

 

平原の中の森

実際に、平原を目の当たりにして、案外、その考えは的外れでもない、と思った。パノラマで展開される平原の景色は思ったより退屈ではないし、足元から遠景まで見るべきものは実に多く、想像を働かせ思いを昇華させるのに、十分な素材を蓄えている。なるほど。

 

 

 

 

 

iPhoneで窓外の景色の撮影に夢中になっているうちに、国境を超えトゥバに入る。ロシア連邦トゥバ共和国。モンゴルと隣接する山と平原と湖の美しい国。冬は零下45度にもなる。ホーメイという不思議な喉歌が生まれたところ。

切り立った山なみ

 

 

 

 

 

 

 

 

高原の景色 もうすぐクズル

 

 

 

 

 

 

 

 

ホテルから撮影したクズルの街並み

やがて、目的地の首都クズルに到着。首都とはいえ、人口30万人ほどの山に囲まれた小さな町。

町全体がのんびりしている。ふわ~、こんなところまで来てしまったな~、という感慨にちょっとだけ浸る。

 

 

 

 

 

ホテルの部屋 ベランダがあって気持ちいい

ホテルはこじんまりしていて、とても居心地良かった。ここで3泊の予定。

続く…

 

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